熱分解炭化装置は、基本的にバッチ式炭化装置とほぼ同じ仕組みの炭化装置です。メーカーによっては熱分解炭化装置という名称を使っているケースがあるため、ここではメーカーの定義・呼称に従ってご紹介いたします。
炭化装置には触媒を利用するものや、磁力をつかうものなど、さまざまな手法が開発されています。いずれも共通しているのが、廃棄物に含まれる物質のうち、炭素のみを残して、残りの水素、窒素、酸素などの分子をガス化させるという処理です。熱分解炭化装置はそのなかでもオーソドックスな、熱を使った処理方法となります。
熱分解炭化装置はその名称の通り、熱を使って廃棄物を炭化させる処理方法です。
本体内部に廃棄物を投入し、外気と触れることなく(つまり酸素と接触させずに)、数百度の高熱を加えることで、廃棄物中の炭素とそれ以外の物質とを分離させます。たとえば林業で出される木材系廃棄物なら、熱分解炭化装置により、木炭と木酢(もくさく)液とに分離されます。木酢液は回収後、農業や食品などに使われますが、ガス化している木酢は燃焼することで、炭化装置内で再利用することもできます。
一般的に有機物に含まれる炭素どうしは安定的に結合しているため、高温で加熱されても結合が切れにくいという性質があります。いっぽう、炭素と結びついている他の元素(酸素や水素、窒素、硫黄など)は炭素との電気的結びつきが弱く、熱を与えると結合が切れてしまいます。切れた元素はガス化し、空気中に放出されたり、あるいは再度燃焼し、熱分解炭化装置本体を加熱するために再利用されたりします。
つまり熱分解炭化方式は、炭素に作用するのではなく、炭素以外の物質を炭素からはがす処理方法と言えます。また、炭素に作用しにくいため、廃棄物を燃焼させる処理に比べて、二酸化炭素の排出量が格段に減るというメリットがあります。

引用先:株式会社アルパ公式ホームページ
https://alpha-environment.co.jp/business-introduction/product-list/pwcd/
導入事例の掲載はありませんでした。

| 処理量 | 100t/日~ |
|---|---|
| 費用感 | 十数億円 |
| 主な用途 | 大量の下水汚泥処理など |
| 装置タイプ | 連続式 |

| 処理量 | 1~50t/日~ |
|---|---|
| 費用感 | 0.5~数億円 |
| 主な用途 | 汚泥、残渣、リサイクル木材、バークなど |
| 装置タイプ | 連続式、バッチ式など |
選定基準:Googleで「炭化装置」を検索して表示される全19ページより、「炭化装置」「炭化炉」を製造・販売しているメーカーで絞りこんだ結果の38社が対象(2022年10月24日調査時点)
※1:行政機関に100t/日×2系統という、規模が最も大きい炭化装置の導入実績が、公式サイト上に掲載されている唯一の企業
※2:400種以上の処理物の炭化検証実績があり、かつ導入実績を公開している炭化装置メーカーの中では最多の企業。