日本の国土全体の60%強は、森林が占めています。したがって、日本には比較的潤沢な木質バイオマスが存在しています。これらの木質バイオマスは、その供給源によっていくつかに分類されています。
たとえば建築現場や解体現場で廃棄物として出てくる廃材、山から切り出した材木を加工する過程で廃棄される工場残材、森林の伐採や間伐作業の手入れの際に出てくる林地残材などです。このような木質バイオマスは、持続可能な森林管理のために積極的に活用することが求められています。
またヨーロッパの一部の地域では、成長の早い樹種を植える(エネルギー植林)ことで、バイオマス発電として活用しようという動きもあります。
森から木を切り出し、乾燥させた薪は、冬を越すための燃料としてストーブや暖炉に利用されてきました。他の燃料に比べて加工するコストが少なくて済むのがメリットです。
また、古来より日本で使われてきた木炭は、今でいうところの木質バイオマスのひとつです。乾溜により炭化させた木材は着火しやすく、煙も出ない燃料として重宝されています。
廃棄された木材を原料とする木質バイオマスですが、利用方法に応じて乾燥や形状加工などの処理が行われています。加工された木質バイオマスは、チップやペレットなど細かく燃えやすい形状になります。それでも大量に輸送するのはコストがかかるため、地産地消での利用が経済的です。そのため、木質バイオマス発電所は林業が行われている山林の近辺に設置されることが多いようです。
樹木を活用する木質バイオマスは、一般的に建設現場からの廃材や未利用間伐材などをはじめとする「余った木材」が利用されます。本来であれば廃棄処分されるはずだった木材を、バイオマスエネルギーの熱源や電力として有効利用するわけです。
また、日本は森林面積の多い国なので、木材燃料を日本国内だけで潤沢に調達することができます。有事の際の電力源としても注目されています。ただし、発電効率の点からは火力発電には遠く及びません。
石油や石炭など、ほかの化石燃料と同じように、木質バイオマス燃料も燃やすことで二酸化炭素を空気中に放出してしまいます。ただ、もともと空気中や土中の炭素を栄養分として吸収し樹木が成長していることを考えれば、燃やされた際に二酸化炭素が放出されたとしても、地球全体ではカーボンオフセットされている(プラスマイナスゼロ)と言えます。そのため、環境にやさしい循環型社会に適したエネルギー源とされています。
ただし、もし燃焼ではなく木材を炭化処理して廃熱で発電し、生成した有機物を肥料にするとどうなるでしょうか。炭素を土中に固定化できるため、空気中の二酸化炭素を減らすことができて、より地球温暖化防止に貢献できると考えられます。
炭化装置は処理物によって炭化温度が変わるため、導入前に細かな設計が必要です。実績の少ないメーカーの場合、さまざまな処理物を一緒くたにして、適正でない温度で炭化させることでダイオキシンなどの有害物質を排出してしまう可能性も出てきます。
本サイトのトップでは、実績が豊富な信頼できる炭化装置メーカーをピックアップし、炭化目的ごとのおすすめの炭化装置およびメーカーを紹介しています。炭化装置の導入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

| 処理量 | 100t/日~ |
|---|---|
| 費用感 | 十数億円 |
| 主な用途 | 大量の下水汚泥処理など |
| 装置タイプ | 連続式 |

| 処理量 | 1~50t/日~ |
|---|---|
| 費用感 | 0.5~数億円 |
| 主な用途 | 汚泥、残渣、リサイクル木材、バークなど |
| 装置タイプ | 連続式、バッチ式など |
選定基準:Googleで「炭化装置」を検索して表示される全19ページより、「炭化装置」「炭化炉」を製造・販売しているメーカーで絞りこんだ結果の38社が対象(2022年10月24日調査時点)
※1:行政機関に100t/日×2系統という、規模が最も大きい炭化装置の導入実績が、公式サイト上に掲載されている唯一の企業
※2:400種以上の処理物の炭化検証実績があり、かつ導入実績を公開している炭化装置メーカーの中では最多の企業。