炭化装置は二酸化炭素(CO2)を削減し、地球温暖化を止めることに貢献できるだけでなく、資源を再利用できることも魅力です。しかし、炭化装置の導入には、非常にコストがかかります。
ここでは、炭化装置の導入に対して、支給される補助金について解説します。単に炭化装置を購入するだけでは補助金は支給されません。しかし、目的や取り組みによっては、補助金の対象になるので、炭化装置を検討中の方は、チェックしてください。
鳥獣被害防止総合政策交付金は、鳥獣被害防止総合支援事業のうち広域都道府県域計画に基づくコンソーシアムとして、農林水産省が、2008年から実施している事業です。同年に施行された鳥獣被害防止特措法に基づき、スタートしました。野生鳥獣による被害防止計画の作成及び推進し、計画に基づく取組みに対して、国が支援することで、野生鳥獣による農作物被害を軽減することを目的としています。
鳥獣被害防止総合政策交付金は、箱罠や電気柵や檻などを設置するなどの捕獲活動経費を支援するものですが、炭化装置にも活用できるのです。鳥獣被害防止総合政策交付金は、捕獲鳥獣を地域資源として利用することも支援しているからです。野生鳥獣は、ジビエとして食用にすることはもちろん、骨や皮・内蔵などを、炭化装置を利用して、肥料などに有効活用できます。
参照元:ものづくりソリューションカンパニー 金沢機工株式会社(https://www.kanazawakiko.jp/313/)
森林・山村多面的機能発揮対策交付金は、地域の里山の管理や、森林資源の保全のための取り組みを、支援する事業です。高齢化などにより林業の担い手が減少しています。林業経営の成立がむずかしくなっているため、地域コミュニティ等の力で、森林や山村の多面的機能を発揮させることを目的としています。
メインメニューとして、「地域環境保全タイプ」、「森林資源利用タイプ」がありますが、炭化装置は「地域環境保全タイプ」で利用することができます。風倒木や枯損木の除去や、侵入竹の伐採・除去や利用に向けた取組が、対象になるためです。千葉県長南街では、放置された竹林の整備のために、持ち運び可能な炭化装置を購入した事例で、交付金が活用されています。
参照元:ものづくりソリューションカンパニー 金沢機工株式会社(https://www.kanazawakiko.jp/313/)
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、中小企業や小規模事業者等が、働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げなどの制度変更に対応するため、革新的サービス開発や試作品開発・生産プロセスなどの業務改善を行い、生産性を向上させるための設備投資などを支援する補助金です。新型コロナウイルスの影響を乗りこえるための、前向きなアプローチに対しても、通常枠とは別に「新特別枠」として支援を行っています。
炭化装置が対象になるのは、通常枠の「グリーン枠」です。炭素生産性向上に必要な、設備・システム投資等に、補助金が支払われます。農業機械の販売などを行う会社が、農家が商品にならない作物を廃棄していたため、設備投資をし、炭化炉により有機資源化することで、農家をサポートし、補助金の対象になった事例があります。
参照元:ものづくりソリューションカンパニー 金沢機工株式会社(https://www.kanazawakiko.jp/313/)
事業再構築補助金は、中小企業庁が実施している補助金です。ポストコロナやウィズコロナの時代の変化に対応するため、中小企業などが、新たな取り組みにより事業の再構築を目指すことを、支援しています。具体的には、事業の再編や、業種転換や業態転換、新分野の展開などが対象になります。補助上限が6,000万円(税不明)で、補助率も、中小企業通常枠の場合、2/3と大型の制度です。補助金の支給を受けることができれば、コストの削減が可能になります。
この事業再構築補助金を活用し、炭化装置を導入した事例があるのです。コロナ禍で、倒産の危機がせまった旅行代理店の経営者が、放置竹林に着目しました。竹林を伐採し、竹炭に変えて販売する事業へ転換し。竹炭は、肥料や消臭剤などの商品になっています。
参照元:ものづくりソリューションカンパニー 金沢機工株式会社(https://www.kanazawakiko.jp/313/)
炭化装置は処理物によって炭化温度が変わるため、導入前に細かな設計が必要です。実績の少ないメーカーの場合、さまざまな処理物を一緒くたにして、適正でない温度で炭化させることでダイオキシンなどの有害物質を排出してしまう可能性も出てきます。
本サイトのトップでは、実績が豊富な信頼できる炭化装置メーカーをピックアップし、炭化目的ごとのおすすめの炭化装置およびメーカーを紹介しています。炭化装置の導入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

| 処理量 | 100t/日~ |
|---|---|
| 費用感 | 十数億円 |
| 主な用途 | 大量の下水汚泥処理など |
| 装置タイプ | 連続式 |

| 処理量 | 1~50t/日~ |
|---|---|
| 費用感 | 0.5~数億円 |
| 主な用途 | 汚泥、残渣、リサイクル木材、バークなど |
| 装置タイプ | 連続式、バッチ式など |
選定基準:Googleで「炭化装置」を検索して表示される全19ページより、「炭化装置」「炭化炉」を製造・販売しているメーカーで絞りこんだ結果の38社が対象(2022年10月24日調査時点)
※1:行政機関に100t/日×2系統という、規模が最も大きい炭化装置の導入実績が、公式サイト上に掲載されている唯一の企業
※2:400種以上の処理物の炭化検証実績があり、かつ導入実績を公開している炭化装置メーカーの中では最多の企業。