自動低温炭化装置は熱と磁力を用いた炭化装置です。最初の着火時にのみ炎がでますが、あとは低酸素状態で炭化が進行します。そのため二酸化炭素の排出量が少なく、廃棄物の分解時に発生するエネルギーのみで連続運転が可能なので経済的です。
廃棄物に含まれる有機物はガス化され、生成される炭化物は粉末状の無機物となります。この粉末は、磁性を帯びていると同時にマイナスイオンを発生しますので、住宅の壁紙に塗り込んだり、土質改良剤としての利用が可能です。
まず廃棄物を自動低温炭化装置本体に投入します。このとき廃棄物の水分量を70%以下にまで乾燥させておきます。最初に着火するところまでは他の炭化装置と同じです。自動低温炭化装置のユニークな点は、炭化を促進するエネルギーとして磁力を使うことです。
ネオジム磁石や、サマリウムとコバルトを主成分とした成形磁石(サマコバ磁石)といった強力な強磁性体が本体に内蔵されています。送り込まれる空気はこの強磁性体を通過することで、空気中に存在する水分子の配列が変わり、特異な構造になります。また水分子の一部は電気分解によりイオン化され、廃棄物に含まれる水分と反応します。これにより水酸化イオンが発生し、有機物中(廃棄物)の炭素骨格と衝突します。この時の衝突により熱が発生し、炉内の乾燥を促し、炭化を進めます。
この反応が連続して起こるため、装置本体内部は外気との均衡により、一定の温度がキープされます。有機物中の窒素、酸素、水素は炭素から分離しガス化します。
これらのガスは分子量の小さい二酸化炭素や水蒸気、二酸化窒素などほぼ無害の状態で空気中に放出されます。排気量は焼却した場合に比べて100分の1程度となり、環境に負荷がかかりません。いっぽう炭素は帯磁したパウダー状の無機物となり、装置本体内部に残ります。

引用元:メッセコーポレーション
http://kankyo21.com/gentei.html
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| 処理量 | 100t/日~ |
|---|---|
| 費用感 | 十数億円 |
| 主な用途 | 大量の下水汚泥処理など |
| 装置タイプ | 連続式 |

| 処理量 | 1~50t/日~ |
|---|---|
| 費用感 | 0.5~数億円 |
| 主な用途 | 汚泥、残渣、リサイクル木材、バークなど |
| 装置タイプ | 連続式、バッチ式など |
選定基準:Googleで「炭化装置」を検索して表示される全19ページより、「炭化装置」「炭化炉」を製造・販売しているメーカーで絞りこんだ結果の38社が対象(2022年10月24日調査時点)
※1:行政機関に100t/日×2系統という、規模が最も大きい炭化装置の導入実績が、公式サイト上に掲載されている唯一の企業
※2:400種以上の処理物の炭化検証実績があり、かつ導入実績を公開している炭化装置メーカーの中では最多の企業。