炭化装置本体に運搬コンベアを接続し、廃棄物を本体に自動的に流し込むタイプの炭化装置を連続式炭化装置と呼びます。廃棄物投入から炭化物排出までは、基本的にオートメーション化されているため、作業員が操作する工程はほとんどありません。
連続式炭化装置はバッチ式炭化装置と比べ乾燥工程が付加しているケースが多いため、比較的大きなスペースが必要となります。したがって大規模な工場に設置される際には、炭化装置自体が大型プラント化するケースもあります。
基本的に人力を使わず、自動的に炭化処理をしていきますので、工場など安定的に廃棄物を排出する施設ではパワーを発揮します。 たとえば終日稼働している下水処理場では、大量の汚泥が廃棄物として発生します。汚泥は含水率が高く、かさばるので処理に困る廃棄物の一つです。
そこで、いくつかの下水処理施設では汚泥を連続式炭化装置で処理することで重量を軽くし、再利用可能な素材として役立てています。 炭化処理の手順として、汚泥はまず筒形のコンベアに運ばれます。このコンベアは人力を使わず自動的に本体に投入する役割のほかに、熱を加えることで、水分を飛ばし、乾燥させる役割があります。乾燥した汚泥は炭化装置本体に流し込まれ、無酸素状態で数百度まで熱せられ炭化していきます。
また、汚泥が乾溜される過程で発生するガスは燃焼され、その排熱を乾燥コンベアに投入することで、無駄なく低コストでの運用が可能となります。生成した炭化物は排出用コンベアに乗せられることで、冷却されていき、最終的には袋詰めされます。炭化物は多くの場合、堆肥や土壌改良剤として使用されます。
連続式炭化装置は連続自動運転で大量処理ができるという特長があるため、下水処理場のほか、養鶏場、木材加工場、食品工場などでの採用実績があります。

引用元:ZEエナジー公式ホームページ
http://www.ze-energy.net/product/carbonizer/zebio-c.html
国内のある養鶏場では、1棟に10万羽以上の採卵鶏が飼われています。日々生み出される何トンもの鶏糞は、その処理コストが経営者の重い負担になっていました。これまでに堆肥化などが試みられたものの、鶏糞の臭いや農業効果から買い手が中々見つからず、また完熟までの期間の長さから利益の出るものにはなっていませんでした。明和の炭化装置導入後は、鶏糞炭を自然肥料として実際に価格をつけて売ることができるようになり、処理コストを大幅に削減することを実現できました。
沖縄のある島では人口5万人ほどが暮らしています。本土から遠く離れた場所のため、循環型社会のモデルを構築することは島の未来にとって重要でした。ここでは年間5万トンものサトウキビの搾りかす(バガス)が未利用あるいは焼却処分されていました。また、サトウキビの生産は盛んでありながらも、化学肥料の使いすぎにより土壌劣化が起き、生産性が低下しつつありました。この島では地元の大学と自治体、及び明和工業がパートナーを組んで炭化装置を用いたプロジェクトを実施。バガスから作った炭と酢液が有効にサトウキビの育成に利用できることを明らかにしました。
参照元:明和工業株式会社
https://www.meiwa-ind.co.jp/products/product-02/
炭化装置は処理物によって炭化温度が変わるため、導入前に細かな設計が必要です。実績の少ないメーカーの場合、さまざまな処理物を一緒くたにして、適正でない温度で炭化させることでダイオキシンなどの有害物質を排出してしまう可能性も出てきます。
本サイトのトップでは、実績が豊富な信頼できる炭化装置メーカーをピックアップし、炭化目的ごとのおすすめの炭化装置およびメーカーを紹介しています。炭化装置の導入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

| 処理量 | 100t/日~ |
|---|---|
| 費用感 | 十数億円 |
| 主な用途 | 大量の下水汚泥処理など |
| 装置タイプ | 連続式 |

| 処理量 | 1~50t/日~ |
|---|---|
| 費用感 | 0.5~数億円 |
| 主な用途 | 汚泥、残渣、リサイクル木材、バークなど |
| 装置タイプ | 連続式、バッチ式など |
選定基準:Googleで「炭化装置」を検索して表示される全19ページより、「炭化装置」「炭化炉」を製造・販売しているメーカーで絞りこんだ結果の38社が対象(2022年10月24日調査時点)
※1:行政機関に100t/日×2系統という、規模が最も大きい炭化装置の導入実績が、公式サイト上に掲載されている唯一の企業
※2:400種以上の処理物の炭化検証実績があり、かつ導入実績を公開している炭化装置メーカーの中では最多の企業。