バッチ式炭化装置は廃棄物を炭化装置本体に投入し、炭化処理が終了した時点で冷却し、炭化物を取り出します。しかしこの方式だと本体の熱をいったん冷ますことになり、エネルギー効率の点から望ましいとは言えません。
一方で連続式炭化装置は、大量の廃棄物が絶え間なく発生するような大型工場などには向いているかもしれませんが、中規模以下の工場では、それほどの廃棄物が出ないということも多いでしょう。このような課題を解決するために作られたのが、間欠投入式炭化装置です。必要な時に必要な分だけ処理するため、オンデマンド型の炭化装置と言えるでしょう。
間欠投入式炭化装置はバッチ型炭化装置と同じく、低酸素状態で廃棄物に熱風を当て、炭化を促進します。ただ、バッチ式炭化装置と違い、スイッチを切ることがないため、一定の高温を保っています。炭化装置本体内部の熱風は、バーナーで都市ガスを燃やすことで発生しています。ただし、廃棄物自体からも乾溜作用による気化ガスが発生するため、そのガスも燃やすことで、本体の炭化処理に再利用されています。
炭化装置本体は常に高温がキープされているため、廃熱を回収し、熱や電源として利用することが可能です。これはいわゆるサーマルリサイクルと呼ばれるもので、地域の冷暖房や温水プールなどに活用されています。あるいは廃熱で作られた蒸気でタービン発電機を使って発電し、工場の運転に利用したり、電気事業者への電気の売却を行うなどのケースもあります。
また通常の焼却炉でゴミを燃やすより、間欠投入式炭化装置はダイオキシンなどの有害物質の発生を抑え、地球温暖化の原因と言われる二酸化炭素の排出も少なくすることが可能です。これらの特長から、地方自治体や海外から、ごみ処理装置としての問い合わせが増加しています。
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| 処理量 | 100t/日~ |
|---|---|
| 費用感 | 十数億円 |
| 主な用途 | 大量の下水汚泥処理など |
| 装置タイプ | 連続式 |

| 処理量 | 1~50t/日~ |
|---|---|
| 費用感 | 0.5~数億円 |
| 主な用途 | 汚泥、残渣、リサイクル木材、バークなど |
| 装置タイプ | 連続式、バッチ式など |
選定基準:Googleで「炭化装置」を検索して表示される全19ページより、「炭化装置」「炭化炉」を製造・販売しているメーカーで絞りこんだ結果の38社が対象(2022年10月24日調査時点)
※1:行政機関に100t/日×2系統という、規模が最も大きい炭化装置の導入実績が、公式サイト上に掲載されている唯一の企業
※2:400種以上の処理物の炭化検証実績があり、かつ導入実績を公開している炭化装置メーカーの中では最多の企業。